今回はカシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違いです。
どちらのカメラも普通のデジカメよりちょっと高画質な写真が撮れるワンランク上のデジカメです。
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1はどちらもF値が2.8固定の明るいレンズで10.7倍と比較的遠くまでズームできるのが特長です。
F値の数字が小さいほど『明るいレンズ』といいます。
レンズが明るいと何がいいかというと、暗いところで撮影するときにも綺麗に撮れやすいのと背景がボケやすいという特長があります。
ですが、明るいレンズは高価で大きいのでコンパクトデジカメの中でも比較的高価格帯のカメラに搭載される傾向があります。
それを踏まえて、カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違いとして注目したのは『連写性能』と『ファインダー』の2点です。
デジカメ初心者の方にも2台のカメラの違いが簡単にわかるような説明を心掛けていますので最後までお付き合いいただければ幸いです。
もくじ
- カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違い(ざっくり)
- カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の比較表
- カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違い(詳細)
- カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1のどちらがいいか
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まずはカシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違う部分をざっくり
- 連写性能の違い
- 液晶モニター
- ファインダー
- タッチパネル
- 写真の色味の違い
というところでしょうか。
カシオ EXILIM EX-100は先に発売されていたオリンパス STYLUS 1をかなり意識して作ってきたのかなーと思うくらい性能が似ていて比較してみるとその差はあまり大きくないようにも見えます。
次にカシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違いをメモ代わりに比較表にしました。
表は見なくていいという方は、ここを飛ばしていただいて、この次のカシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の違いに進んでいただけるとスムーズかと思います。
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1の比較表
カシオ EXILIM EX-100 | オリンパス STYLUS 1 | |
---|---|---|
発売日 | 2014/3/20 | 2013/11/29 |
有効画素数 | 1210 万画素 | 1200 万画素 |
焦点距離 | 28-300mm | |
光学ズーム | 10.7倍 | |
ISO感度 | ISO 80~12800 (拡張:25600) |
ISO100~12800 |
F値 | 2.8 | |
マクロ | 5cm | |
液晶モニター | 3.5インチ92.16万ドット | 3インチ104万ドット |
ファインダー | × | ○(電子ビュー) |
連写 | AF追従 最大6fps | AF固定 約7コマ/秒 |
撮影可能枚数 | 390 枚 | 410 枚 |
バリアングル液晶 | ○ | |
AF自動追尾 | ○ | |
タッチパネル | × | ○ |
Wi-Fi内蔵 | ○ | |
自動開閉レンズキャップ | ○ | |
パノラマ撮影 | ○ | |
サイズ | 119.9×67.9×50.5 mm | 116x87x56.5 mm |
重量(含バッテリー) | 約389g | 約402g |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
※間違いがないように気をつけていますが、手作業で入力しているので誤表記などありました場合はご容赦ください。ご購入の際はカタログなどで仕様書のご確認をお願いします。
連写性能の違い
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1は性能がとてもよくにていますが連写性能の違いは大きいかもしれません。
オリンパス STYLUS 1は1秒間に約7枚の写真を撮影することができます。
枚数は十分だと思いますが、ピントは1コマ目に固定されます。
1コマ目に固定されると、被写体がコチラに近づいてきたりもしくは遠ざかったりするとピントが合っていない写真が連写撮影されることになります。
子供を撮りたい時はじっとしてくれないことも多いので1コマ目にピントが固定されると使いづらい場面もあるかもしれません。
一方、カシオ EXILIM EX-100は
最大6fpsの高速連写に対応。子供やペットなど動きまわる被写体にピントを合わせながら連写が可能
となっています。
つまり、ピントを合わせながら1秒間に最大で6枚連写ができるということですね。(連写枚数は撮影環境によって遅くなることもあるようです。)
いくらたくさん連写できてもピントがあっていなければ意味がないので、ピントを合わせながら被写体を追えるのは便利ですね。
液晶モニター
液晶モニターの綺麗さは数字上はオリンパス STYLUS 1が上ですが、カシオ EXILIM EX-100もほぼ同じくらいと考えてよさそうなくらいの微妙な差です。
サイズはカシオ EXILIM EX-100が3.5インチ、オリンパス STYLUS 1が3インチです。
カシオ EXILIM EX-100の方が大きいので画面が見やすいですね。
ファインダー
見た目の大きな違いにもなっていますが、カシオ EXILIM EX-100はファインダーがなくてとオリンパス STYLUS 1はファインダーがあります。
スマホでの撮影に慣れているとファインダーの必要性はあまり感じないかもしれませんが、明るい屋外などで液晶モニターが見えづらいときはファインダーから被写体を確認することができて便利です。
タッチパネル
オリンパス STYLUS 1はタッチパネルですがカシオ EXILIM EX-100はタッチパネルではありません。
スマホの操作に慣れているとカメラの画面もタッチパネルの方が使いやすいと感じることも多いです。
メニューなど操作のしやすさが簡単だと写真を撮るのも気軽にできるかなと思います。
写真の色味の違い
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1は性能が似ているのでメーカーの違いについて考えてみたいと思います。
デジカメはメーカーが違うと写真の色味が微妙に違ってくる傾向があります。
一番いいのはそのカメラで撮影した作例写真を見るのが確実です。
違いがあまりわからない場合はどちらのカメラでもいいと思います。
なんとなく好きだと感じる色味の写真が多いなーとなれば、そのカメラを選ぶほうがいいです。
コンパクトデジカメはそこまで大きな色味の差はないような気もしますが、カメラを選ぶ一つの目安になるはずです。
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1のどちらがいいか
カシオ EXILIM EX-100とオリンパス STYLUS 1は性能がとても良く似ています。
ファインダーとタッチパネルが必要ならオリンパス STYLUS 1ですね。
もし、動き回る小さい子供やドッグランをしているペットを撮りたいなど動くものを撮る機会が多いならカシオ EXILIM EX-100のほうが良さそうです。
ピントを合わせながら連写できるので動くものの撮影に合っています。
さらに、最大30枚の高速連写をしてくれる『パスト連写』という機能もあります。
それ以外、例えば旅行で使いたいとかスマホよりもいいデジカメを持ち歩きたいとかなら、値段とデザインで決めてしまってもどちらも問題なく使えるはずです。
普通のコンパクトデジカメよりもちょっと高画質なデジカメはスマホとは全然違う写真が撮れるので写真を撮るのがもっと楽しくなりますよ!