パナソニック LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7C レンズキットの最も大きな違い
パナソニック LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7C レンズキットの最も大きな違いは付属レンズの種類と大きさの違いでしょうか。
付属レンズの違い
LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7Cはどちらもレンズが1本付属する『レンズキット』がありますが、付属するレンズの種類が違います。
簡単にいうと次のようになります。
- DMC-GM1K・・・ズームできるレンズ
- DMC-GX7C・・・ズームできないレンズ
レザー調の小ぶりでスタイリッシュなDMC-GM1Kには、ズームのできる『標準レンズ H-FS12032』が付属します。
『標準レンズ H-FS12032』はコンパクトデジカメで言うと2.6倍ズーム相当のレンズです。
広角24mmの視野がやや広めのレンズです。使いやすいレンズですね。
一方、本各デザインのDMC-GX7Cに付属するレンズはズームのできない、いわゆる『単焦点』と呼ばれるレンズが付属します。
ズームはできないので視野は常に固定ですが、『明るいレンズ』と呼ばれる、ちょっといいレンズです。
『明るいレンズ』は『標準レンズ』に比べて背景のボケ感を作りやすく、室内など光の量が少ない場所でも明るく撮る事ができるので手振れのしにくいレンズです。
標準レンズと明るいレンズ、どちらにするか
カメラに飽きてしまわなければ、将来的にほとんどの方が標準レンズと明るいレンズの両方をそろえることになると思います。
標準レンズ→単焦点レンズの順に揃える人が多いです。
これから一眼カメラを始める方は、まずは標準レンズがあったほうがいいのでLUMIX DMC-GM1Kをおすすめします。
対して、DMC-GX7Cはこれから始める方には予算がある場合のみおすすめします。
DMC-GX7Cは一眼レフをすでに持っている人や買い替えの方向きかなーと思います。
参考までにですが、DMC-GX7はレンズがない本体のみで購入することができますが、DMC-GM1は本体のみで購入することはできません。
このラインナップからも、なんとなーくターゲットとしている購入者を想像できそうです。
DMC-GX7Cの単焦点レンズだけでも楽しめますが、多分だんだん飽きてきちゃったり不便を感じることが早い段階で訪れるはずです。
やっぱり標準レンズは万能なので手元に揃えておきたいです。
これから一眼カメラを始める方でDMC-GX7Cレンズキットを購入する場合はプラスして別売りの標準レンズを早めに揃えるのがいいと思います。
大きさの違い
DMC-GX7も十分小さいのですが、DMC-GM1Kはコンパクトデジカメのように小さく軽いです。
大きさの違いの一つとしてファインダーの有無があります。
- DMC-GM1K・・・ファインダーなし
- DMC-GX7C・・・ファインダー有り
DMC-GM1Kは小型・軽量で可愛いデザインが魅力ですが、ファインダーがありません。
DMC-GX7Cはファインダーがあります。しかも可動式です。
その分、本体が大きく重くはなっています。
晴れの日に外で撮影するとファインダーはあったほうが撮影しやすいです。
ただ、DMC-GM1Kの小ささはレンズ交換式カメラとしてはとても魅力ですので、ファインダーのない小さいカメラとして割り切って使うというのも一つの考えかもしれません。
あと一つ気になるのは、DMC-GM1Kは本体がとても小さいので持ちづらいと感じるかもしれません。
過去記事の【ミラーレス一眼】パナソニック LUMIX GM 感想でも触れましたが、男性はしっかりホールドしづらいと思います。
購入されるときは一度お店でホールド確認されるのをおすすめします。
手振れ補正の違い
- DMC-GM1K・・・手振れ補正なし
- DMC-GX7C・・・手振れ補正有り
DMC-GM1Kは手振れ補正がありませんが、パナソニックのミラーレス一眼カメラはもともと本体には手振れ補正がありませんでした。
手振れ補正は1.本体、2.レンズのどちらかにつくのですが、どちらの方式にするかはメーカーごとに異なります。
パナソニックはずっとレンズ方式でしたがDMC-GX7で初めて本体に手振れ補正がつきました。
手振れはズームするほど発生しやすくなります。
そして、ズームできるほどレンズは大きくなります。
DMC-GM1Kは手振れ補正がありませんが、手振れが気になるほど大きなレンズをつけるとカメラが小さい分持ちにくくなりますので、DMC-GM1Kは大きなレンズを使わず気軽に持ち歩けるカメラとして割り切ってしまうのがいいと思います。
パナソニック LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7Cレンズキット の共通点
パナソニック LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7Cレンズキットはどちらも2013年の秋に発売されています。
ほかの共通点はマイクロフォーサーズ方式、有効画素数は 1600万画素、ISO感度は標準でISO200~25600、JPEGとRAWの同時記録ができて液晶画面は3インチ104万ドット、タッチ操作可能、Wi-Fi、内蔵フラッシュあり、動画性能もほぼ同じです。
撮れる写真の質に大きな差はないかと思われます。
パナソニック LUMIX DMC-GM1KとDMC-GX7Cレンズキット の選び方
カメラは持ち出して使うものなので、本体の大きさとデザインは重要なポイントです。
小型で軽いカメラを出掛けたついでに気軽に使いたい場合はDMC-GM1Kがオススメです。
軽くてデザインもおしゃれなのと、ズームできるレンズは自分が動かなくても被写体に近づけるので気軽な撮影スタイルに向いています。
DMC-GX7ファインダーがあってダイヤル操作などもDMC-GM1Kに比べて使いやすくなっているので従来の一眼カメラのような撮影のしやすさがあります。
DMC-GX7Cは本体のコンパクトさよりも一眼カメラのような操作性が欲しい場合や、すでにパナソニックの交換レンズを持っている、別売りの標準レンズも購入する予算を用意できる方、じっくり写真撮影を楽しみたい方にオススメしたいです。
レンズ交換式カメラは使ってみてわかることがたくさんあるので、まずは標準レンズでたくさん写真を撮ることをおオススメします!