CANONキャノン EOS 60Dと kiss X6iの違い

CANONキャノン EOS 60D と X6i の違い

カメラのランクはEOS60Dのほうが上ですが、X6iの方が約2年ほど新しいモデルとなります。
デジタルカメラは新しいほうが機能の面で上になることが多いのでそのあたりも含め60DとX6iの違いをまとめてみました。

基本仕様・機能の違い

発売日の違い

EOS Kiss X6i:2012.06
EOS 60D:2010.09

EOS Kiss X6iの方がおおよそ2年ほど新しいモデルです。

画像処理エンジンの違い

EOS Kiss X6i:DIGIC 5
EOS 60D:DIGIC 4

発売時期が新しいEOS Kiss X6iの方が進化した画像エンジンを搭載しています。
画像エンジンが新しいと高感度撮影(夜景撮影など)に強かったり、カメラの動作が速くなったりと全体的に性能の向上が期待できます。

記録媒体の違い

EOS Kiss X6i:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
EOS 60D:SD/SDHC/SDXCメモリーカード

EOS Kiss X6iは処理速度の速いUHS-Iという規格に対応しています。
SDカードの処理速度が速いとカメラからSDカードへの画像転送スピードがアップしますので高速連写撮影に有利です。

ISO感度(通常)の違い

EOS Kiss X6i:ISO 100-12800(拡張:ISO 25600相当)
EOS 60D:ISO 100-6400(拡張:ISO 12800相当)

ISO感度の数字が大きいほど暗いところでも被写体を明るく撮影することが可能です。

EOS Kiss X6iの方が高感度撮影に強いです。
ISO感度は発売時期が新しいほど高感度(夜景撮影など)に強くなる傾向があります。

シャッタースピードの違い

EOS Kiss X6i:1/4000~30 秒
EOS 60D:1/8000~30 秒

EOS60Dの方がシャッタースピードに幅があります。
シャッタースピードが速いほど被写体の動きを止めた撮影がしやすくなります。
露出をコントロールしやすいメリットもあります。

ファインダーの違い

EOS Kiss X6i:視野率/上下左右とも約95%、倍率/約0.85倍
EOS 60D:視野率/上下左右とも約96%、倍率/約0.95倍

ファインダーとは、被写体を確認するために必要で、カメラ背面に搭載されている小さな覗き窓のことです。

EOS 60Dの方が大きく広く見えます。約0.85倍と約0.95倍の差は結構あると思います。

ファインダーはデジタル一眼レフカメラの特長の一つなのでカメラ選びの重要なポイントだと思います。

タッチパネル、タッチシャッターの違い

EOS Kiss X6i:対応
EOS 60D:非対応

EOS Kiss X6iはタッチパネルによる操作が可能です。タッチシャッターもできるので狙ったところにタッチでピントを合わせることができます。

動画撮影可能時間の違い

EOS Kiss X6i:約1時間20分
EOS 60D:約1時間40分

撮影可能枚数の違い

EOS Kiss X6i:440枚
EOS 60D:1100枚

バッテリーのもちはEOS 60Dが圧倒的に上です。

本体重量の違い(バッテリー含む)

EOS Kiss X6i:575g
EOS 60D:755g

EOS Kiss X6iの方が180g軽いです。

その他の違い

EOS Kiss X6iのほうが優れている点:ライブビュー撮影によるピントあわせと明るさの測定機能の性能
EOS 60Dのほうが優れている点:オートフォーカスのフレーム位置の操作がX6iと比べると操作しやすいかも?

共通項目

有効画素数:1800万画素
センサーサイズ:APS-C(22.3mm×14.9mm)
液晶モニタ:ワイド3.0型/TFT式カラー液晶モニター、約104万ドット、バリアングル液晶(回転可動式)
フレームレート:30fps
Wi-Fi:非対応

個人的な感想

CANONキャノン EOS 60D と X6iは現行モデルのひとつ前のモデルです。Wi-Fiが必要ではなく初期予算を抑えてレンズの購入などに資金を配分したい場合などはEOS 60D と EOS Kiss X6iでの比較にする場合も多いかもしれません。
EOS 60D と X6iは2年近く発売時期の差があるので、画像処理エンジンが新しくなっているX6iの方が基本性能は上になっています。高感度撮影のノイズ発生を目立たなくしたり内部の処理速度など全体的に向上しています。タッチパネルなのでデジタル一眼レフカメラをこれから始める人にも扱いやすいかと思います。
EOS 60Dはシャッタースピードの設定できる数値に幅があること、ファインダーが見えやすくなっていたりバッテリーが長持ちだったりと撮影に慣れている人が欲しい機能が充実しています。そのほかにも、表示パネルがついていたり、ボタンの位置や種類などが使いやすくデザインされているのでカメラの設定を頻繁に変える人に便利な作りになっています。
デジタルの進化は速いので、どこまで機能を求めるかにもよりますが…軽さとタッチパネルを求めるならX6i、撮影設定を頻繁に変えるなどスムーズに操作したい場合は60Dがいいかと思います。