CANONキャノン70Dと60Dの違い デュアルピクセルCMOS AFとタッチパネルについて

CANONキャノン70Dと60Dの大きな違いは、70Dの新機能『デュアルピクセルCMOS AF』です。

実際に70Dを触る機会があり、ライブビュー撮影による被写体の追従撮影を試すことができました。

70Dの新機能『デュアルピクセルCMOS AF』はキャノンが『10年に一度の開発』と謳っていますが、その性能の素晴らしに感動しました。

CANONキャノン 70Dと60Dの違い

発売

70D 2013.08.29
60D 2010.09.18

約2年でのニューモデル発売となりました。

画素数

70D:2020万画素
60D:1800万画素

有効画素数は220万画素アップしました。

センサー

 
70D:APS-C型CMOS(有効サイズ:22.5mm×15.0mm)
60D:APS-C型CMOS(有効サイズ:22.3mm×14.9mm)

両方ともAPS-C型CMOSセンサーですが、微妙にサイズアップしています。
センサーサイズが大きいほど画質の向上が期待できます。

センサーサイズとは

画像処理エンジン

 
70D:DIGIC 5+
60D:DIGIC 4

DIGIC 5+のほうが新しいセンサーです。
センサーが新しくなると、一般的には画質が向上します。
カメラ本体の動作も速くなります。

ISO感度(通常)

70D:ISO 100~12800(拡張ISO:25600)
60D:ISO 100~6400(拡張ISO:12800)

ISO感度の最大値が向上しました。
ISO感度が高いと暗いところでの撮影が可能になりますがノイズが発生しやすくなります。

連写撮影

70D:7コマ/秒
60D:5.3コマ/秒

70Dは1秒間に7コマの撮影が可能になりました。
1秒間当たりに撮影できる枚数が増えると、動く被写体の『瞬間』を捉えやすくなります。

測距点

70D:19点
60D:9点

測距点が多いほど構図をキープしたままピントを好きな位置で合わせやすくなります。

撮影可能枚数

70D:920枚
60D:1100枚

撮影可能時間

70D:約1時間20分
60D:約1時間40分

撮影可能枚数は180枚減、時間は20分減となってしまいました。
専用電池の型番は変わっていないので、70Dの方が電力消費が大きいということですね。

ファインダー視野率

70D:98/98(%)
60D:96/96(%)

縦横方向にそれぞれ2%ずつファインダーの視野が広がりました。
視野率が100%に近づくほど、実際の写真に近い構図で被写体を切り取ることができます。

タッチパネル

70D:対応
60D:非対応

70Dはタッチで液晶を操作できるようになりました。

Wi-Fi

70D:内蔵
60D:内蔵なし Eye-Fiカードには対応

Wi-Fiを利用してスマホなどに写真を転送できるようになりました。
60DはEye-Fiカード使って写真の転送をすることができます。

Wi-Fi

70D:内蔵
60D:内蔵なし Eye-Fiカードには対応

Wi-Fiを利用してスマホなどに写真を転送できるようになりました。
カメラのWi-Fiでできること

60DはEye-Fiカード使って写真の転送をすることができます。
Eye-Fiカードとは

大きさ

70D:139×104.3×78.5 mm
60D:144.5×105.8×78.6 mm

わずかではありますが小型化しています。

その他共通

シャッタースピード:1/8000~30秒
液晶モニタ:3インチ 104万ドット 可動式
フレームレート:30fps
重さ:755g

個人的な感想

価格で比べてしまうと発売されたばかりの70Dよりは60Dを選びたくなりますが、70Dの新機能『デュアルピクセルCMOS AF』を試して本当に感動したので、予算に余裕があるなら70Dをオススメします。タッチパネルがあるのも使いやすいと思います。一眼レフにタッチパネルはいらないと思っていましたが、使ってみると意外と便利でした。