- デジタルカメラとレンズの簡単比較と使い方
- ローパスレスのメリット・デメリット
ローパスレスとは
ローパスレスの『ローパス』とは『ローパスフィルター』のことです。
ローパスレスとは『ローパスフィルター』が『ない(レス)』という意味です。
ローパスフィルターとはイメージセンサー(撮像素子)の前面に搭載されているフィルターのことです。
ローパスレスのメリット・デメリット
ローパスフィルターはモアレや偽色を防ぐ目的で搭載されています。
モアレ:格子上などの細かい模様を撮影したときに模様がチラつくように見える現象
偽色:あるはずのない色が表現されてしまう現象。画像のハイライトや色の境目に発生しやすいです。
ローパスフィルターはイメージセンサー(撮像素子)の前で画像を微妙にぼかすため、ローパスフィルターをなくすことで解像感が増すといわれています。
動物の毛や風景撮影での細かい木の枝などをよりくっきりと再現できるようです。
ローパスフィルターはモアレや偽色を防ぐ目的で必要なものでしたが、技術向上によりローパスレスでもモアレや偽色の発生をある程度は抑えられるようになったようです。
それでも、ローパスレスだとモアレや偽色が発生しやすくなるのではという不安の声もまだまだあるようです。
技術の向上とともにローパスレスが標準仕様という時もくるかもしれません。